学級担任制

1人の教師が、1つの学級の児童・生徒の教科指導および生徒指導のすべてにわたって担当し、一義的に責任を負う教授・学習のシステムを指す。我が国の学校において教育組織の根幹をなすものである。 「学級編制等ニ関スル規則」は、学級について、「一人ノ本科正教員ノ一教室ニ於テ同時ニ教授スベキ一団ノ児童ヲ指シタルモノ」と定義している。この 一人ノ本科正教員” こそ学級担任である。

この学級担任制は、子どもの全人的理解、教科指導と生徒指導との統合的な展開、などをはかる上で多くの利点を有する反面、教科指導の専門性の低下、学級間の格差、学級王国化などの問題が生じやすいといわれている。

教職の高度化・複雑化にともない、小学校においても、一部教科担任制を導入するなど、完全な学級担任制を実施するところは少なくなっている。

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